『嫉妬と自己愛』佐藤優

ブクログにダラダラ書くのもどうかな…と思うので

こちらへ書くことにしました。

 

 

いつか読んでみたいなー…と思っていた佐藤優氏の本。

「自己愛」について知りたくって、借りて読んでいるんだけど

現代小説をテキストに使っているので、すごくわかりやすい。

 

以下、

取り上げられている作品群。

 

自己愛について

『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』本谷有希子

 

ストーカーについて

『いなかの、すとーかー』綿矢りさ

 

男の嫉妬について

『それから』夏目漱石

 

友情について

『ナイルパーチの女子会』柚木麻子

 

ダメ男について

『伊藤くんAtoE』柚木麻子

 

自己愛ゼロ人間について

『コンビニ人間』村田沙耶香

 

 

どれもこれも解説が面白い。

『それから』だけは、馴染みが薄いので

ピンとこなかったけど、全体的に切り込み方が

巧みで、ほえぇー…と仰天しました。

 

 

今まで氏の著書を読まなかったのは

政治のことがわからない。

あと、やっぱり元政治家の秘書で、胡散臭さが漂っていて

というのもあったし、宗教観が好感が持てなかったし

まぁ、他にもいろいろで、

だけど百聞は一見にしかず、というやつでした。

 

 

私のイメージでは、「嫉妬」と「羨望」を逆だと思っていた。

あと現代社会の樹の根っこには「承認要求」が渦巻いていて

さらに掘り下げていくと、やっぱり「愛着」の問題が

あるのかな…と。

ここの愛着については私の思いつきなんだけど…。

 

 

昔は

「ナイルパーチ型」で、クラスや社会の中で食い争って

ボロボロになって、負の感情に飲み込まれて

自己愛が肥大化して、どんどんダメになっていったけど

これじゃダメだと、気づかせてくれたのが本(以下)で、

(みんなこじれている子が出てくる)

 

『いつか大人になる日まで』柴門ふみ

『生きてるだけで、愛』本谷有希子

『ほかに誰がいる』朝倉かすみ

『ノルウェイの森』村上春樹

島本理生さんの作品、絲山秋子さん、綿矢りささんとか、

他もろもろ。

 

 

正直書いてしまうと

現代小説を読んで、

物語の中に、「自分と似ているみっともない女がいる!」

または「自分の化身がいる!」と釘付けになって

(要は自分よりすごいぶっ飛んだ人物を見てハッとする…ということ)

それをきっかけに、自分を客観的に見られるようになって

気持ちを更生させて……

という自分が「変」だと思っていたところがあって

(まぁ確かに変だし変なんだけど)

それでも生き方としてはOKなんだな…と、

この『嫉妬と自己愛』が教えてくれた。

副題が=「負の感情」を制した者だけが生き残れる=

 

 

今は「ナイルパーチ型」から変化して

「コンビニ人間化」しているんだけど

それはそれとしてまた問題かもしれない。

 

『コンビニ人間』の読み解き方が

とても深かったので、『嫉妬と自己愛』を読みながら

『コンビニ人間』を再読してみようと思っている。

 

 

ちなみに…

マイベスト2トップは

2位『生きてるだけで、愛』の寧子さん

1位『いつか大人になる日まで』の湯木朝子です。

特に「センダックの森」の朝子さんが好きです。

 

今は心の中のチャイルドという存在。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

評価:
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()
コメント:深い…。


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